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倉庫の保管料「一期制・二期制・三期制」って何?料金の仕組みと選び方をわかりやすく解説!
2025.06.16

こんにちは!
今回は、倉庫を利用する際にとても重要な「保管料の仕組み」についてお話しします。
倉庫を借りるとき、「保管料ってどうやって決まるの?」と疑問に思ったことはありませんか?
実は、保管するモノやサービス内容、期間によって、料金体系にはいくつかの種類があります。
特に大きく分けると、
- 個建て料金方式(使用坪数 × 個数の単価を設定)
- 坪貸し料金方式(契約坪数 × 一坪あたり単価を設定)
の2種類があり、この記事では前者「個建て料金方式」に焦点を当てて解説していきます。
一期制・二期制・三期制ってなに?
「一期制」や「三期制」という言葉、聞いたことありますか?
これは、倉庫の保管料をどうやって計算するかを示す考え方のひとつです。
ざっくり言うと、「1ヶ月を何分割して料金を出すか」という違いです。
一期制(いっきせい)
- 1ヶ月単位で分割せずに保管料を計算します
- 月のどのタイミングで預けても、1ヶ月分の料金が発生するのが特徴。
二期制(にきせい)
- 1ヶ月を2つの期間に分けて保管料を計算します。
- 第一期:1日~15日
- 第二期:16日~末日
三期制(さんきせい)
- 1ヶ月を3つの期間に分けて保管料を計算します。
- 第一期:1日~10日
- 第二期:11日~20日
- 第三期:21日~末日
三期制で計算してみると?
荷物を倉庫に預けたとき
【条件】
- 荷物1つあたりの保管料単価
- 三期制:200円/月(1期あたり)
- 荷物の入出庫状況(6月の例)
- 6/1:10個入庫
- 6/12:20個入庫
- 6/14:10個出庫
- 6/30:30個入庫
- 先月の繰越在庫は10個
- 6/1~10の保管料(10+10)×¥200=¥4,000
- 6/11~20の保管料(20+20)×¥200=¥8,000
- 6/21~30の保管料(30+30)×¥200=¥12,000
保管料: 24,000円

どの方式が自社に合うのか?
最後に、それぞれの方式がどんな企業・業態に向いているか簡単にまとめます。
- 一期制→入出庫が少なく、長期保管がメインの場合。入出庫の頻度が少なく、長期保管がメインの企業におすすめです。請求業務も簡単です。
- 二期制→ 月に1~2回の入出庫がある場合。月に数回の入出庫があり、ある程度の柔軟性が必要な場合に適しています。
- 三期制→ 短期保管や頻繁な入出庫がある場合。短期保管や、月内で頻繁に入出庫がある企業に最適です。在庫の動きが多い場合に向いています。
以上、今回は倉庫保管料の「一期制・二期制・三期制」について、ご紹介しました。ぜひ、自社の運用に合った料金方式を選ぶ参考にしていただければ幸いです。
まとめ:保管料の仕組みを知って賢くコスト管理を!
倉庫の保管料は、「一期制」「二期制」「三期制」などの料金体系によって大きく変わります。
特に荷物の出し入れが多い企業や個人事業主の方は、三期制の倉庫をうまく活用することで、大きなコストダウンが期待できます。
でも、料金だけでなく、サービスの質やサポート体制も大切。
トータルで最適な倉庫を選ぶのが、失敗しないポイントです!
ぜひ倉庫選びの際には、「保管料のしくみ」にも注目してみてくださいね!